シンプルな【サンキューカード】活版印刷/レタープレス
活版印刷/レタープレスで印刷すると、シンプルなものでも惹きつける力があります。
今回はあえてシンプルに行こうをテーマに作成。
【真っ黒ネガフィルム】【密着ポンプ】を使って樹脂版を作成していきます。
まずは樹脂版にする画像(文字)をレーザープリンターで印刷します。
図柄(文字)部分を覆う程度の【真っ黒ネガフィルム】をはさみで切り用意します。
真っ黒ネガフィルムで図柄部分を覆って熱で溶けないテープ(マスキングテープ)で留めます。
レーザープリンターのトナーに真っ黒ネガフィルムの顔料が熱で吸着されます、
ラミネーターを通して、トナーに顔料を吸着させます。
熱で顔料がやわらかくなっているので、少し時間を置いて冷まし、真っ黒ネガフィルムをはがすと、
図柄(文字)部分だけがきれいに抜けます。
フィルムを使いやすくする為に、ラミネートします。
しわが伸び、丈夫なネガフィルムが完成します。
次に図柄に合わせた樹脂版(れたぷれ!樹脂版)を用意し、ネガフィルムにテープで固定します。
樹脂版の凸面が反対向きにならないように注意してネガフィルムにセットします。
密着ポンプで樹脂版とネガフィルムが密着するようにセットします。
今回は樹脂版の裏側を黒いビニールで覆い、光がどこからも入らないようにセット。
(正面の図柄部分からしか光が入らない状態にしています)
太陽光に当て、水に漬けながら、不要な樹脂(光を当てていない部分の樹脂)を洗い流します。
活版インク(れたぷれ!インク)で色を調色して樹脂版に【薄く】インクを付けます。
【ミニ】レタープレスコンボキット(おうちで活版印刷)でプレス印刷します。
プレスプレートに樹脂版は【のりスプレー】で貼り付け、カードは下敷きをカードサイズが調度収まる
サイズに切り抜いたものをテープで固定して、常に同じ位置に印刷されるようにセットしています。
四隅の黒スポンジはパタンと閉じた時に紙にインクが付いて汚れないようにする働きがあります。
位置固定用の下敷きを切り抜いたもの、写真の右上に見切れている半円の欠けみたいなところは
印刷後にカードを取りやすいように、指(爪)を入れるところを作っています。
どんどん刷って行きます。
活版感が伝わるように写真を撮るのがむずかしい。
今回は【Pompiere】というフリーフォントを使用しています。
使うフォントによって雰囲気も変わるので、イメージに合うフォント探しもしてみましょう。