レザークラフト刻印の常識が無くなる瞬間【はがきサイズの長い刻印】
はがきサイズの長さの刻印です。
樹脂版は硬度の高い【れたぷれ!】樹脂版を使います。
今回は「ビートルズの長い曲名」を使って「長い刻印」を作成。
「Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey」
通常の刻印では「長いもの」「大きいもの」は均等に圧力をかけるのがむずかしいので
ある程度のサイズに限定されてしまうかと思います。
樹脂版タイプの刻印でなら、ハンディプレスをスライドさせてプレスして行きますので、
このような【長い刻印】も均等な圧力で刻印できます。
【刻印の手順】
今回ははがきサイズの入る【B6硬質カードケース】を使用
カッターまたはハサミ等で開閉できるようにカットします。
硬質カードケースの上側には【貼ってはがせるのりスプレー】等で位置を合わせて樹脂版を貼り付け下側は革の位置合わせをするスポンジテープ等を使うと、決めた位置に刻印しやすくなります。
革は全体を水で濡らしています。
閉じたら、革と樹脂刻印の位置に問題がないか確認し、ハンディプレスでスライドさせながら均等な力でプレスして行きます。
あまり強くプレスすると、樹脂版の土台フィルムの線も刻印されてしまいますので、注意してプレスします。
文字では1文字1文字刻印して長い刻印を同じように作成できますが、刻印スピードはすごく短縮されます。
長いライン状のデザインはこれまでは小さな刻印を繰り返し打刻して行っていましたが、デザインも自由になり、切れ目のない長い線の模様等も刻印する事ができます。
これまで想像していた常識の範囲を捨て自由な発想を好きなだけ取り入れる事が出来るようになります。
もしかすると通常の刻印を知らなかった人の方が常識の範囲を超えた使い方をするかも知れません。
※硬い金属板に樹脂版を貼り付けてクランプ等で「全体を均等にプレスする」必要はありません。