【版画用パスタマシン】個人版画の世界が広がります
【版画用パスタマシン】言葉のつながりとしてはもはやおかしな事となっています。
直訳すると、パスタ専用のマシンの版画専用のマシンとなります。
以前より個人で楽しむ版画では「パスタマシン」が使えるということが広まって来ております。
使えることは使えるのですが、多少の制約がありました。
パスタマシンは上からローラーを通過させますが、すぐに【底板】に突き当たってしまいます。
そのため「紙版画」等の曲げられるような素材の利用または銅版画等でも底板にあたる前に
引き出せる小さなサイズにしたものでしか楽しむ事ができませんでした。
今回パスタマシンの改良を行う事で、自由度が少し高くなる工夫をおこないました。
【底板】をはずし、横向きに固定する事で、銅版画でも通過させる事も出来ます。
通せるサイズは13cm幅ぐらいまでのもの、また全体の厚みが3mmまでのもの。
はがきサイズやB6サイズの版画が楽しめます。
作成した経緯についてはもともと版画の仲間でもある「レタープレス」をはがきサイズで
おうちでも安価に印刷したいという目的から作成いたしました。
レタープレスは樹脂版(感光性樹脂版)で凸版を作成し、インクをのせ厚めの紙を少しへこませながら印刷する技法となります。
版画でも「ポリマー版画」は同じ感光性樹脂を使い、凹版を作成する技法のものもあります。