水引の刻印【樹脂刻印】は刻印にとどまらない
自分で作成できる刻印(樹脂刻印「れたぷれ!」)は【刻印】という概念から飛び出しかけています。
現在作成できる範囲を表すと【刻印以上型押し未満】といったところかと思います。
「型押し」は革全体に模様をつけたものとなります。
専用の業者にて作成したもの(既製品)が主流ですので、オリジナルを作成するのは
容易ではありません。
また、これまでは「れたぷれ!」でもハンディプレス機で刻印が主流でしたが、
新たにローラープレス機によってプレス刻印が出来ます。
プレス機として使用する為にパスタマシンを何箇所か改良したものを作成しました。
14cm幅程度までの素材を通す事が出来ます。
ハンディプレス機ではプレスしたい部分に届かず刻印不可だったという事もありましたが、
こちらではもっと深い位置に刻印を付ける事も可能となります。
今回は水引(みずひき)を刻印作成しました。
横に長い刻印は通常の刻印では難易度が上がりますが、樹脂刻印なら容易に刻印が可能となります。
今後樹脂刻印はもっと色々なアイデアでこれまでにない革製品の世界を作っていける素材となります。
個人や小さな工房から次のレザークラフトの形が生まれてくる時期が近づいて来ているように思います。