菱目打ち機作成 (プレス機 刻印) コンパクトに収納できる

 

コンパクトに収納できる菱目打ち機を作成しました。
かさばらない点と収納できる点と十分な強度を考慮した結果
「深型Cクランプ」をベースにした菱目打ち機/プレス機を作成。

鋼鈑(鉄)がベースになっているので、マグネットをどこにでもつけて使用できます。

マグネット付きのライトをつけると手元を明るくして作業ができます。

菱目打ちはおおよそ10cm程度の本体長さがあるので、プレス機の有効高さも10cm以上必要になります。
本当は出来る限りコンパクトなものを作りたかったのですがこの高さが最低ラインとなり、通常(ほとんどの場合)ドリルチャックを付けて菱目打ちを固定するのが主流ですが、ドリルチャックを使用する場合はさらにプレス機本体の高さを高くしなければならなくなります。
今回は手に持った菱目打ちを上からプレスする形のプレス機にしました。
これによる利点はコンパクトなプレス機にできるのと4本目から2本目の菱目打ちに持ち替えたりが容易にできるところにあります。ドリルチャックで固定すると別の菱目打ちに差し替えるのが手間になります。(批判ではないです。それぞれに良い利点があります。)


作業スペースは「A5サイズ」になり、下には鉄板が敷いてあります。
キャンプブームでバーベキュー用の鉄板が手頃な厚さやサイズで売られているので丁度良いサイズが入手しやすくなっています。
菱目打ち以外のプレスも色々と使う事ができますので、レザークラフトで必要な事をカバーできます。

ポンチの穴あけ
カシメの取り付け

刻印の入れ方

樹脂版(れたぷれ!)で行う刻印については通常の刻印と考え方が少し違います。
まずは、革と樹脂版(刻印)がズレないように硬質カードケースにはさみ込みます。
プレス機にセットして全体をまんべんなくプレスして行きます。
プレス機を下ろし切った位置が一定のため、丸い金具部分を同じ圧力でずらしながら全体をプレスできます。
また、革の刻印を入れる部分にはたっぷり水を含ませています。
「ウェットフォーミング」に近い考え方で、水を多く含ませて型を付けるイメージで行います。
※乾燥している時より水を多く含ませると革がやわらかくなるのがわかります。無理に圧力だけで刻印するのではなく、型を付けるというイメージになります。
刻印の完成です。
「れたぷれ!」は自分で刻印を作成できる樹脂版作成キットで、思いついたらすぐ自分で作成できるというメリットがあります。作り慣れるまで上手く作成できない場合もありますが、作り慣れてしまうと「こんな最強ツールはない」というぐらい活躍してくれます。
ロゴだけではなく、模様を入れてみたりとアイデアがあれば今までにない作品を作成することができます。
作成例:水引の刻印

プレス機はもともと「Cクランプ」をベースにしているので、クランプを使ったプレス機(ネジ式)にも変化します。
長時間圧力を加えて押さえる工程などに使用。

コンパクトに収納

作業が終わったらコンパクトに収納できます。
鉄板がA5サイズなので、A5サイズ程度のバッグがあれば収納できます。
「菱目打ち機があればいいな」と思っていてもかなりの場所を取る大きな工具になるので、コンパクトに収納できるという点が重要なポイントです。

菱目打ち機 動画




「れたぷれ!」ストアのページ

刻印だけではなく模様等デザインを入れられる自作できる樹脂刻印作成キット


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