活版印刷カードをレザークラフト風にステッチを入れる

 

活版印刷したカードにレザークラフト風のステッチを入れるとどんな感じの仕上がりになるか実験してみました。
革に縫うよりも、縫う間隔(針穴の間隔)や糸の線の揃えがはっきりと見えるので、「より丁寧に」作らないとズレ等が目立つ感じになります。
作成の手順はレザークラフトの手順そのままになります。

「ディバイダー」というコンパスの両方が針のようになった道具で、片側を紙のフチにかけて同じ幅で線を引いて行きます。
この線の上に針を通す穴を等間隔になるように開けて行きます。
この穴の間隔が少しでも偏ったり、狭くなったり広くなったりするとすごく目立ちます。
何らかの方法を駆使して極力均等な感じに穴があくように調整します。
この穴に糸を縫って行きます。
使う糸の太さや糸の種類によって仕上がりの雰囲気が変わります。
ここは作品のイメージに合わせて変更することで違いが出せると思います。
使っている道具は「レーシングポニー」とか「ステッチングポニー」と呼ばれるもので、紙を「真剣白刃取り」のように両側から挟んで支えてくれる道具になります。
木の板等で自作できるので、自作したものを使っています。
周りを縫ったら完成になります。
フチの部分にも「小口染め」という加工をずるい方法で施しています。
「小口染め」と「ステッチ」がきわだつように紙を複数重ねて厚みを増しています。
一つ一つ手間がかかるので、大量に作成するのは困難になります。
自分の観賞用として作成しました。
使う紙の色、インクの色、小口染めの色でいくつも変化を付けられるので、イメージした色合いで作成してみてください。
ハンドメイドのオリジナル性は今後はあらゆる組み合わせになっていくと思います。
今回は活版印刷とレザークラフトをまたいだ作品になりますが、どちらにも興味があるというものをかけあわせたら新しい世界が創れるようになると思います。

活版印刷カード_レザークラフト風】作成工程動画
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