【真っ黒ネガフィルム】の使い方
【真っ黒ネガフィルム】は「ふぃらっふぃら」のすぐにカールしてしまう極薄のA6サイズの
真っ黒なフィルムで、少し扱いに手間取りますが、数百万円の専用機材に近い仕上がりの
ネガフィルムを作成できますので、使い方をマスターしましょう。
下記のものが必要となります。
・トナー印刷された原稿
・ラミネーター(150μ対応※高温タイプ)、ラミネーターフィルム
※「150μ対応」厚みの問題ではなく高温タイプのものがキレイにネガフィルムを作成できます。
・はがき、又ははがき程度の厚みの紙(ラミネーターを通す際の下敷き)
を用意しましょう。
パソコンで、スタンプや活版印刷用の樹脂版のデザイン、絵柄を作成します。
モノクロレーザープリンターをお持ちの方はそのままプリントアウト。
インクジェットのプリンターしか無い方はプリントアウトしたものをコンビニでコピーして来ます。
必ず、【トナー】で印刷された原稿を用意しましょう。
※真っ黒ネガフィルムの黒顔料はトナーに吸着する特性を持たせています。
今回はこの画像を使います。
これをトナー印刷で用意します。
印刷されたデザイン部分をはさみでカットし、少し大きめのサイズで【真っ黒ネガフィルム】
を用意します。
この2つを重ねてラミネーターへ通す為、土台用にはがき、又ははがき程度の厚みのある紙を下敷き
にして、熱に溶けないテープ(マスキングテープ)で貼り付けます。
はがき、又ははがき程度の厚紙の上にサイズに合わせてカットした原稿を乗せます。
これはテープで固定せず、さらに上から真っ黒ネガフィルムを重ねて、テープで固定します。
たるみやシワが出来ないように貼り付け、このままラミネーターへ通します。
通したてでは黒フィルムの顔料が熱でやわらかくなっているので、すぐに取ってしまうと
顔料が伸びてデザインした図柄がくずれる事がありますので、少しこのまま冷まします。
1分程度で大丈夫ですので、ゆっくり剥がしていくと、デザイン部分だけがキレイに抜けています。
※キレイに抜けない場合ラミネーター温度が低い可能性があります、待機時間を長くし高温になるのを待つ。
続けてこのフィルムをラミネーターフィルムに挟んでラミネートします。
ラミネートされるとキレイにフィルムもシワ等が伸びてネガフィルムの完成です。
後ろからライトを当てても光が透過しない真っ黒なネガフィルムとなっています。
ラミネートされているので、このネガフィルムを何度も繰り返し使う事も出来ます。
※下敷きにしているはがきについて、レーザープリンターをお持ちの方は印刷の紙自体が厚めの
ものに印刷すれば、下敷きは不要となり、印刷部分にそのまま真っ黒ネガフィルムをテープで固定
してラミネーターを通す事が出来ます。