レザークラフト刻印には【れたぷれ!】を使う理由③~印刷に使う~
れたぷれ!で作成した刻印用樹脂は【印刷(スタンプ)】にも使用できます。
いや、逆です。【印刷(スタンプ)】に使用する「れたぷれ!」は【刻印】にも使用できます。
が正しい言い方になります。
刻印と同じロゴのカード、パッケージ等が作成できます。
前回の記事で刻印した樹脂版をそのまま使い、今回はパッケージ印刷等を行って行きます。
透明な板(プラ板、アクリル板、エンビ板等)を用意し、
のりスプレーで樹脂版を固定し、印刷対象を置く位置決めのスポンジテープ等を貼ります。
樹脂版が逆さまになっていますが、紙袋に印刷する際はこの方がやりやすくなります。
スポンジテープの位置合わせに紙袋を合わせます。
紙袋の上からこすり、樹脂版のインクを写し取ります。
版画と同じ仕組みなので、わかりやすく「バレン」を使用しています。
紙袋に印刷できました。
この工程について詳細記事がありますので、そちらも合わせてお読みください。
・自分で作ったスタンプでパッケージ印刷をしよう!
次にカードの印刷、レザー刻印時に使用した硬質カードケースをそのまま使用します。
これも裏側(紙が上になるように)から「バレン」でこすり、インクを写し取りします。
同じようにいくつかカードを印刷していきます。
また、さらに「れたぷれ!」は厚紙を凹ませて印刷する「レタープレス(活版印刷)」が
できる樹脂版となっていますので、今回のセットをつかってそれを行います。
使用する紙は「クッション紙」で比較的やわらかめの紙を使います、厚みが0.8mmのカード。
樹脂版にインクを付け、紙に「刻印」するという工程になります。
エンボッサー(ハンディプレス)を使い、レザー刻印と同じように、全体をプレスしていきます。
紙が少し凹んで、インクで印刷がされます。
レザー製品を販売されている場合に、こんなカードも添えられているとブランド感がより出て来ます。
本来この印刷する為に、普通なら数十万円の機材を導入して印刷するのですが、数千円で行えます。
この時点でも使用した樹脂版は4分の1程度で、まだ4分の3が未使用のままです。
まだまだ、複数の刻印樹脂版を作成できます。
「れたぷれ!」を使う理由をまとめますと
・自分で作ったデザインで刻印を作成できる
・1枚の樹脂版から複数枚の凸版(刻印)を作成できる
・ロゴ印刷、パッケージ印刷ができる
・レタープレス(活版印刷)カードが作成できる
レザークラフト刻印には「れたぷれ!」を使う理由(メリット)が多い事がわかります。
下にスジが入ってしまいましたが、土台フィルムのカットラインをエンボッサーでギュッとして
しまったため、線が入りましたが、意識して刻印していけば、キレイな刻印印刷ができます。
刻印印刷=レタープレス(活版印刷)