【活版印刷/レタープレス】水性レタープレスインク研究所<01>

アクリル絵の具等の水性インクを「レタープレス」で利用できるように出来ないか研究をはじめました。

さっそくこの記事を書きながら立ち向かえる相手じゃないと「後悔」しはじめています。
毎日すでにここ2~3週間何かしらを実験し続けてほぼ上手くいかない状態です。

今回はアクリルインクで実験していますが、普通に使うと下画像のように【すぐに乾燥して】刷れない状態となります。

乾燥時間を遅らせる為に水等を含ませると下画像のように「にじみ」とプレス時の圧力で凸版の外にインクが押し出されます。

キレイに印刷する為にはインクを薄く均等に伸ばし、それでもある程度の色濃度を保ちながらさらにすぐに乾燥しない状態にしなければ、活版/レタープレスでは使えない事となります。

画材屋さん等に相談しても、そのような使い方なら「【油性】ですね」となります。

ちなみに、インクメーカーやバインダーを作っている会社にもすでに電話で問い合わせもしてみました、が、ある程度の会社さんじゃないと取引は出来ない上、最初からそこそこの大金を積まなければ着手もしないとの事。

実際に方法が無い訳ではないのですが、サイズが業務用サイズしかないとか、色数(種類)が限られてしまうとか制限が出てしまうため、独自路線で研究する方向に向かっています。

今の水性絵の具系が全部レタープレスに使える事になれば、小さなものなら100円程度から1色が買え、色数(種類)も通常色から蛍光色、金銀、パール等幅広い色を使う事が出来るようになります。

そして水で洗浄が出来て後片付けが「油性」よりはるかに楽。

これが出来ると皆ハッピーになれるのは確実なのですが、「すでに挫折感」を持ちながらそれでもやってみようと引き気味にスタートしてみました。
※樹脂版まで作って記事も上げて後戻りしにくいように追い込んでいます。
そしてタイトルには<01>とつけて今後が続くかのようにして・・・。

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