【真っ黒ネガフィルム】の作成
真っ黒ネガフィルムの作成
【必要機材】
・モノクロレーザープリンター
・150ミクロン対応ラミネーター
★コピー用紙よりレーザー印刷用の用紙を使った方がネガフィルムがキレイに作成しやすいです。2023/07/02追記
【真っ黒ネガフィルムの仕組み】
印刷されたトナーは150℃程度の温度で「粘着質」となり、フィルムの黒顔料が吸着され、図柄部分が透明に抜けネガフィルムが作成できます。
※重要ポイントは【150℃】という温度でこれ以下になると、トナーの粘着が足りず、図柄がキレイに抜けない状態となります。
100ミクロン対応ラミネーターでは温度が足りないので、150ミクロン以上対応の
ラミネーターを十分に温めて極力高めの温度で通過させる事が重要となります。
作成手順
パソコンで作成した図柄をレーザープリンターでプリント
図柄を覆う程度の黒フィルムをはさみで切って用意します。
今回は名刺サイズカードの真ん中にロゴを押せるスタンプを作成するので、
上記紙サイズはA7程度になり、真っ黒ネガフィルムは1枚の1/4サイズにカットし用意しました。
図柄に切った真っ黒ネガフィルムをかぶせ、ラミネーターに入れる先頭側だけをマスキングテープで固定します。
★十分に温まった状態のラミネーターを通過させます。
このラミネーターの温度が少しでも低いと、抜け残りが出てキレイなネガフィルムが作成できない状態が起こります。
過去の記事で、黒フィルムがシワになってしまうのを避ける場合、厚紙を1枚合わせる事でシワが減る記事を紹介しておりますが、余分な紙を重ねずに極力トナーに熱が加わる状態にする方を優先します。
ネガフィルムがキレイに抜けたら、ラミネートフィルムにはさんで本来のラミネートをします。
樹脂版作成のネガフィルムは「インクジェット版」と「真っ黒ネガフィルム版」と2種類ありますが、光を通さない事が重要となるため、必要機材をお持ちの場合はこちらの真っ黒ネガがお勧めです。
【動画で作成手順】