活版沼入口

 

意識していない生活の中に沼入口は存在していた。沼入口のバス停を降りて散策してみる。自分が沼にはまることなんてないと思っている、ちょっと外側から眺めてみるだけ。
最初はそんな軽い気持ちだった・・・。
この時はまだ予想もしていない、もう戻れない道を歩き始めていた・・・。

白インクを使う

「白インク」で薄め(軽め)のグレーを使って印刷します。
軽めの色を使うと活版印刷の「凹み感」が増します、印刷したインク部分にも影が見えて凹凸感を感じやすくなります。

あらかじめ硬質カードケースに”れたぷれ!lite”で自作作成した樹脂版を貼り付け、カード置き位置をスポンジテープ(戸当たりテープ)で囲ったセットを作成し、「ずるい活版印刷機」(改良パスタマシン)を通して行きます。
このカードケースのセットを一度作成すると、今後はいつでも同じ位置にすぐに印刷していくことができるので、毎回位置合わせ等をする必要がなくなります。
0.8mm厚の「クッション紙」に印刷
0.6mm厚の「ボード紙(グレー)」に印刷

小口染め(ずるい小口染め)

マステを使って「キレイな小口染め」に見える「ずるい小口染め」をしていきます。
せっかく作成した「小口染めカッター」で不要部分のテープを切り落として行きます。
※「ずるい小口染め」はマステを貼りつけただけの”小口貼り”になります。
グレーインクで印刷しただけでは”淡い作品”になりすぎていたのをフチの色を付ける事でなんとなく良い感じに仕上がります。
プロの機材を使う事なく、樹脂版の作成から印刷、小口染めまで自宅で自分で作成していくことができます。という沼の中央あたりまで進んで来た、かなり深いところだ。
皆さんも是非軽い気持ちで「沼入口」へお立ち寄りください。
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